校長あいさつ
厨川小学校は、令和5年度に150周年を迎え、記念式典や周年行事を行いました。今年度は、感染症で様々なことが縮小した教育課程の再構築を進めた令和6年度(151年目)を経て、コミュニティスクールのスタートや令和の働き方に合わせた様々な学校の取組の改革を進める一年にしたいと思っています。新たに、経営の目標を「子どもたちが明るく元気に登校し、仲間とともに主体的に学びながら、正しい価値観をもって生き抜く力を育む学校づくりに努める」とし、地域や保護者の皆様との連携を大事にしながら、子どもたちの健やかな成長を実現していきたいと考えております。
厨川小学校の特色をいくつかあげてみます。
それは、動物の飼育を通した教育活動です。先進的な生活科の研究に端を発し、現在でもそのときに建てられた「もぐもぐ荘」で、孔雀とウサギが飼育されています。子どもたちは、動物とのふれあい、飼育活動の中で「思いやりの心」「協力する大切さ」「命の尊さ」を自然に学んでいます。
それは、地域や保護者の協力サポート体制です。四半世紀続く「登校班」活動に代表される地域や保護者の学校を支援する活動は、とても強力で協力的です。PTA活動、教育振興運動を通して、たくさん学校を支えていただいています。来年度には、こうした強力な基盤をもとにコミュニティスクールの導入一年目を充実したものにしていきます。
それは、先人教育です。盛岡市中心に位置し、歴史と伝統ある学校として先人教育を総合的な学習に組み込み、独自の学習を展開しています。6年生は、その総まとめとして「立志の丘」で自分の夢を岩手山に叫ぶという活動を行います。盛岡の先人に思いをはせながら、自身の夢を語る大切な学習になっています。
様々な創意工夫をもって、日々の教育課程を充実したものにしようと教職員一同、協働的に学校経営に取り組んでいきます。令和7年度も、厨川小学校へのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
2025.4.1